国際光デーと心理学には、どのような関係があるのでしょうか
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日本では365日のすべてに何らかの記念日が制定されています。6月1日は「世界牛乳の日」および「牛乳の日」に制定されています。これは、国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization:FAO)が2001年に制定したものです。これに合わせ、酪農・乳業関係者で構成される日本酪農乳業協会(現:一般社団法人Jミルク)が、2007年にこの日を「牛乳の日」として制定しました。「世界牛乳の日」は、FAO加盟国の複数の国で既に6月1日が「牛乳の日」とされていたことから、この日が選ばれています。この日は牛乳への関心を高め、酪農・乳業の仕事を多くの人に知ってもらうことを目的としています。
一方、「牛乳の日」は、牛乳への関心を高めて消費の拡大を図り、人々の健康の増進と食生活の向上を目的としています。Jミルクでは6月を「牛乳月間」とし、各地で牛乳の魅力を伝えるイベントや工場見学などが実施されています。
牛乳は、牛から搾った乳(生乳)を加熱殺菌したもので、水や添加物などは一切加えられていません。タンパク質、カルシウム、脂肪、必須アミノ酸などの栄養成分がバランスよく豊富に含まれています。なお、コップ1杯(約200ml)で、1日に必要なカルシウム量の約3分の1を摂取できるとされています。
では、牛乳や乳製品と心理学には、どのような関係があるのでしょうか。
牛乳や乳製品には、メンタルヘルスにおいてポジティブな効果が複数認められています。牛乳・乳製品をよく摂取する人は、睡眠の質が高く、抑うつが低く、主観的健康感が高いことが報告されています。また、乳由来成分の研究では、乳タンパク由来のペプチド(βラクトペプチドなど)がストレス軽減効果や精神的活力の改善に有効であることが示されています。
これらの背景には、トリプトファンがセロトニン生成の材料となり、さらにカルシウムやビタミンB群が神経機能の安定を維持することで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌調整をサポートするというメカニズムがあると考えられています。
さらに、近年の研究では、牛乳や乳製品が腸内環境を介してメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすかについても検討されています。これは牛乳・乳製品に限らず、腸と脳・神経の関係を示す「腸‐脳相関(gut-brain axis)」として注目されています。腸内細菌は気分・不安・認知機能に影響するとされており、腸内環境の乱れが不安や抑うつの発生と関連していることが示唆されています。
また、乳製品との関係においては、牛乳・乳製品の摂取がビフィズス菌などの増加を促進し、短鎖脂肪酸の産生や炎症の抑制を通じて、ストレス耐性や気分の安定に寄与する可能性が示されています。さらに、発酵乳製品(ヨーグルト・チーズなど)は、プロバイオティクス(善玉菌)や発酵によって生じる機能性ペプチドの影響が牛乳以上に顕著であるとされ、不安の軽減、ストレス低下、睡眠改善といったポジティブな効果が示唆されています。
そもそも心理学的には、食事には感情調整の機能があるとされています。そして前述のとおり、牛乳・乳製品にも感情調整を含むさまざまなポジティブな効果があることが明らかになっています。しかし一方で、牛乳・乳製品にはネガティブな側面も存在します。例えば乳糖不耐症の場合、腹部の不快感がストレスを増加させ、ネガティブな感情の発生につながることがあります。特に日本人は乳糖分解能力が弱い人が多いため、注意が必要です。
さらに、一部の研究では、高脂肪の乳製品を過剰に摂取すると炎症が増加し、その結果として抑うつリスクが高まる可能性も示唆されています。ただし、これらは個人差が大きく、腸内細菌の構成や体質、食生活全体を踏まえて総合的に判断する必要があります。
このように、牛乳や乳製品については、心理学の観点からもさまざまな研究が進められています。
この記事を執筆・編集したのはTERADA医療福祉カレッジ編集部
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