トレーニングの日と心理学には、どのような関係があるのでしょうか
【目次】
日本では、365日すべてに何らかの記念日が制定されています。4月11日は「いい朝食の日」に制定されています。これは、グラノーラの日本トップシェアブランドである「フルグラ」を国内で展開するカルビー株式会社が制定したものです。日付の由来は、「し(4)っかりいい(11)朝食」という語呂合わせからきています。
また、4月11日は「ガッツポーズの日」でもあり、「しっかりいい朝食で元気にガッツポーズを」という意味も込められています。この日は、新学期のスタートや入園・入学といった新しい生活が始まる忙しい4月に、しっかりとした朝食をとってもらうことを目的としています。
さて、「いい朝食の日」のきっかけとなっているフルグラですが、これはオーツ麦やライ麦、小麦、玄米などの穀類を主原材料とし、美味しさと栄養にこだわったグラノーラとして販売されています。フルグラには、グラノーラならではのざくざくとした食感があり、イチゴやリンゴ、パパイヤ、レーズンなどのドライフルーツに加え、アーモンドやかぼちゃの種を組み合わせることで、美味しく栄養豊富な朝食となっています。
では、朝食と心理学には、どのような関係があるのでしょうか。
しっかりとした朝食をとることは、全般的な健康において非常に重要かつポジティブな習慣であるとされています。これはフィジカルな健康だけでなく、メンタルヘルスにおいても重要であることが明らかになっています。朝食を食べる習慣が身についていると、脳内の化学物質や生理的リズムが整えられ、特にストレス耐性を高める効果が期待できます。
具体的には、感情の安定に欠かせない神経伝達物質であるセロトニンは、朝に分泌が始まります。そこで、セロトニンを生成する材料となるアミノ酸(トリプトファン)を朝食で摂取することで、日中のポジティブな気分の維持や、夜間に良質な睡眠をもたらすメラトニンへの変換準備を整えることができます。
また、人間は起床時に、ストレスホルモンであるコルチゾールが急上昇する「起床時コルチゾール反応」が起こります。しかし、起床後にしっかりと朝食をとることで脳に必要なエネルギーが供給され、コルチゾールの過剰な分泌が抑制されるため、朝に生じやすい不安感やイライラを軽減することができます。
忙しさや、できるだけ眠っていたいという理由から、朝食を食べない人もいるかもしれません。しかし、朝食を抜くと脳がエネルギー不足となり、集中力が低下してしまいます。さらに、空腹とイライラが合わさった「ハンガー(Hanger)」と呼ばれる状態も起こりやすくなります(ハンガー:ハングリー〈空腹〉とアンガー〈怒り〉を組み合わせた用語)。朝食をしっかりと食べることで血糖値が安定し、感情のコントロールもしやすくなります。
朝食を食べることがメンタルヘルスにとって非常に大切であることは、前述の通りです。では、具体的に朝食にはどのようなものを食べたり飲んだりすると効果的なのでしょうか。
まず主食としては、オートミールや全粒粉パンなどが良いとされています。これらは糖質がゆっくりと吸収されるため、集中力が持続し、気分の浮き沈みを防ぐ効果があります。
次に、タンパク質では、卵・納豆・ヨーグルトなどがおすすめです。これらには、セロトニンの原料となるトリプトファンが豊富に含まれており、脳の働きをサポートします。
脂質については、クルミやアボカドが適しています。脳の約60%は脂質で構成されており、特にオメガ3脂肪酸には抗うつ・抗不安作用があるとされています。
さらに、発酵食品も重要であることがわかっています。例えば、納豆や味噌汁、キムチなどは、脳腸相関により腸内環境を整えるだけでなく、不安感の軽減にも効果があります。ビタミンやポリフェノールは、バナナやベリー類に多く含まれています。特にバナナは、トリプトファンと糖質を同時に摂取できるため、非常に効果的です。
ここまで主に食べ物について紹介してきましたが、飲み物も朝食において重要です。例えば、緑茶にはテアニンという成分が含まれており、カフェインの覚醒効果を保ちつつ、リラックス効果も得られるため、朝食に適した飲み物といえます。また、朝食後にコーヒーを飲むことで、カフェインがドーパミンの分泌を促し、意欲を高める効果も期待できます。
このように、心理学の分野でも朝食について、さまざまな角度から研究が行われているのです。
この記事を執筆・編集したのはTERADA医療福祉カレッジ編集部
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